少女はトランクの中へ消えました

 

今日は今井キラさんの個展

『月光少女』に行って来ました。

 

 

まず、受付の部屋からして異様な雰囲気…。

怪しげな骨董品が上から下までズラッと並んでいて、

思わず入っていいのかとためらうほどでした。

 

展示室は1階と2階に分かれていて、

2階が『月光少女』の展示になっていました。

 

部屋に入ると、真ん中にトランクが置いてあって、

周りには、ブライスや小物がちらほら。

受付の部屋とはうって変わって

可愛らしい雰囲気でした。

 

個展などでこの方の作品を拝見するのは初めてで、

今までじっくり見た事がなかったんですが、

近くで見ると思った以上に細かいんです。

女の子の表情や洋服の描き方が丁寧で、

レースなんかも細かく描かれていました。

 

私は結構おおざっぱなタイプなので、

下書きが決まるとがーっとペン入れしてしまって

後から「この線気に入らないな」と思うことが多々あるんです。

でも、細部までこだわって描かないとダメだなと…。

やっぱり、いろんな作品を見て吸収するのって大事なことですよね。

 

 

最後まで見終わり、机に置いてあったノートに

感想を書いていると、今井キラさん本人が!!!

こんな機会なかなかないと思い、

思い切って声をかけてしまいました。

 

「いきなりで失礼だとは思うんですが、

絵の描き方など教えてもらっていいですか?」と聞くと

丁寧に答えてくれました。

 

色の塗り方的に、人物は水彩で背景はPCだと思っていたんですが、

線以外、すべてPCでの着彩だと知って驚きました。

わざと水彩に見えるように塗っているみたいです。

本当にPCで塗ったようには見えないんですよ、

こだわりがすごいですよね。

 

気を使っている所は

洋服とシチュエーションだそうで、

やっぱり自分の絵はこれだ!!っていうものを

見つけた方がいいですよと言われました。

 

他にもお仕事の話をしてくださったり、

いろいろな話を聞かせてもらいました。

想像していたより、とても気さくで優しい方でした。

作品も可愛かったし、お話も伺うことができたので

行って来て本当によかったです。