泣き笑い

2014年の秋から勤めていたデザイン事務所を2024年の3月で退職しました。
入った当初からずっとお世話になっていたクライアントの編集部の方に退職のメールをした際、(月刊誌だった為)計算すると108冊ものデザインを担当してくださっていたんですねとおっしゃっていただき、驚きと感慨深いものがありました。

元々イラストの仕事がしたかったという事もあり、近しい勉強が出来ればと選んだしごとなので、こんなにも長く続けるとは本当に思っていませんでした。

自分はデザインには向いていないと、何度泣いたか覚えていない程ですし、毎月訪れる校了に追いかけられながら制作する日々は暗いトンネルの中をひたすら走っているように感じる時もありました。

でも、振り返ると作ってきたものはきちんと残っているし、経験したものは次に繋がっていくのだなと思います。

社長、先輩方、編集部の方々に本当に暖かく送り出してもらって、長い間すごく支えてもらっていたんだなと思いますし、それがあったからこそ、ここまで走って来れたのだなと思います。

家でもお疲れさま会を開いてもらいました。プレゼントでもらい、(おそらく)人生で初めて『本日の主役』のタスキを掛けました。なんだか恥ずかしくて、でも面白くて笑いました。
母は鶏が苦手で自分では一切食べないのに、小さい頃、から揚げを作ってくれていたのですが、とても久方ぶりに母お手製のから揚げを食べました。から揚げもお寿司もケーキも美味しかったです。


どこで何が繋がるか分からないですし、どの選択が正解だったかなんて死ぬ時まで分からないと思います。(死んでも分からないかもですが)

それでも、自分が決めた一つ一つの出来事はこれで良かったのだと思えるように、生きていきたいです。あと、笑って過ごせるように。

今、ここに自分が居るのも、家族、友達、恋人、周りで支えてくれている人達のおかげです。