元気が取り柄の自分が2週間入院したおはなし

3月に2週間入院した時の話を日記にまとめてみました。

症状が似ているかもしれないと思った方や、これから入院するけど不安だという方のお役に少しでも立てれば嬉しいなと思います。もちろん元気モリモリの方にも見てもらえたら嬉しいです。


人生何があるか分からないとはよく言うもので、それは突然にやってきたのでした。最初は深呼吸時の背中の痛み。数日続いていましたが、気にならない程度だったので、そのうち治るだろう程度に思っていました。


そして、ある日の朝…

なんの前触れもなく痛みはやってきたのでした。今まで経験したことのない鋭い痛みに、人生で初めて救急車を呼ぶ事になるかもしれないとさえ思いました。それほどに痛かったのです。

なんとか死ぬ思いで起き上がり座っているとだんだんと痛みが落ち着いたので、そのまま近くの整形外科へ。どうして整形外科に行ったのかというと骨が折れているかヒビが入ってるかのどっちかだと思い込んでいたからですね。結局、運動不足とデスクワークが原因ですと言われ、疑問に思いつつも病院をあとにしました。今思えば専門外だったのでしょうがない診断であったとは思いますが…皆さんには、とにかく迷ったら総合内科をオススメしておきます。



そこから数日は起床時に激痛が。ロキソニンを飲みテープを貼って痛みが少し落ち着いてから、なんとか会社に行っていました。くしゃみとあくびをした時も肩甲骨の下あたりに鋭い痛みが出たり、少し走ったりするだけで息が深く吸えないくらい痛くなったりして身動きができなくなるほどでした。数日そんな感じだったので、先輩にもちゃんと病院行った方がいいよと促され、少し大きめの病院に改めてかかる事にしました。



診察・レントゲン検査を受け、再び診察室へ。

入るや否や「ちょっと問題があってですね…」と言われ思わず息をのみました。撮ったレントゲンは素人目に見ても異変がすぐ分かる様子で、肺の1/3が真っ白に写っていました。どうやら肺の周りに水が溜まっていて白く写り込んでいるとの事。痛みが出ているのが右側で、水が溜まっているのも右側だったので納得。すぐさま入院した方がいいと言われ、手続きをしてもらいました。まさかこんな事になるとは思っておらず、ロビーで茫然自失。とりあえず、会社と家族にだけ連絡を入れたのでした。

かかった病院は病室が空いていないということなので、もっと大きな病院を紹介してもらう事に。電車で行く気だったのですが、事務の方に「危ないのでタクシーで行ってください」と言われ(そんなに病状が悪いのか?)と無駄に不安を煽られました笑。



病院を移動し、平成ノブシコブシ・吉村似の先生に診察してもらいました。母曰くイケメンだそうです笑。

もともと血管が細いのか、必ず刺し直されたり血液が取りにくいとよく言われるのですが、この時も例に漏れず何回もトライされました笑。入院から今までで相当数、血液検査を取られているので、注射が苦手な体質じゃなくて本当によかったなと思います。

溜まっている水を少し採取し、検査にまわす事に。くすぐったいのが苦手なんですが、先生に背中を触られて笑いをこらえるのが大変でした笑。レントゲンもそうなんですが、位置を確認する為に背中触りますねーってそっと触れられるんですよ、毎回笑いそうになってツライです笑。

結局、血液検査では炎症の数値が入院するほど高くないので今日は帰宅していいよと言ってもらい後日詳しい検査結果を聞きに行く事になりました。8時間弱を検査と待機に費やし家路に着く頃にはぐったりと疲れてしまいました。病院は待ち時間が長い!!!!!



検査結果が出るまで数日あったのですが、社長がそれまで休んだらとお休みをくれました。が、休みだと余計な事を考えてしまいどんどん不安に…。ネットで検索しても怖い検索結果ばかりヒットするので気持ちが落ち込んでしまいました。結果が出る前日に電話しながら泣いてしまったのですが、寝る時に父が安心させようと手をつないでくれ、すこしホッとしました。手を繋いだのなんて小学生ぶりかもしれません…ちょっと照れました笑。



そして検査結果が出る当日。

胸水から結核菌の反応が出たのと、溜まった水が肺の半分くらいまで増えていたので、その日に入院する事に…。あまりの展開に、とにかくこれからどうしようという気持ちと、仕事に穴をあけて社長や先輩たちに申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

排菌していない確認が取れるまで一般の人と接触してはいけないので、3日間個室管理される事に。病室の階が高く、眺めがいい事だけが唯一の救いでしたね…。漠然とした不安に押しつぶされそうになり、毎日ポロポロ泣いていました。



入院生活で一番地獄だった検査が、たんを出す検査〈喀痰検査〉でした。この病気になって初めて喀痰検査の存在を知ったのですが、いきなりたんを出せと言われても、中年のおじさまみたく「カァーッ!ペッ!」と簡単にたんを出せるはずもなく…。

水蒸気でのどを湿らせてたんを出しやすくするネブライザーを使ったり、咳き込んでみたり色々やってみましたが駄目。最終手段で吸引機で献体を取ってもらってました。これが苦しすぎて毎日この検査の時間が来る度、恐怖で仕方がなかったです。もう二度と経験したくない。

3日間の個室管理と喀痰検査が終了。たんからの結核菌は検出されなかったので、晴れて普通の病室に移れる事になりました。とても長い長い3日間でした…。



検査の結果は〈結核性胸膜炎〉であろうとの事。どうしてこの時点で確定ではなかったのかというと、結核菌を培養して検出・確定するにはだいぶ時間がかかるみたいですね。まごまごしているうちに病状が進行しかねないので、総合的に考えて〈結核性胸膜炎〉として対応、治療していくという感じでした。

自分の場合には溜まった胸水から菌が検出されたのみで排菌はしていない状態だったので、人に感染させる心配はありませんでした。排菌しているとなると、もっと専門的な治療が必要になるそうなので、排菌していないだけ不幸中の幸いといった感じです…。



孤独な個室管理から解放されたものの、普通の病室も慣れるのに時間がかかりました。窓から離れていて薄暗かったり、仕切りがカーテンなので周りの音が気になったり…他の患者さんが「桜の木の下には死体が埋まっている。」と大きな声で音読を始めた時はさすがにやめてくれと心の中で思いました笑。

点滴を受けている時は朝の6時に看護士さんがやって来ていました。自他共に認める朝の弱さなんですが、やはり眠りが浅いのか大体6時には一度起きていました。点滴をセットしてもらって朝ご飯までもう一眠りするという感じでしたね。やることなくて暇じゃない?と聞かれたりしましたが、点滴とご飯の時間が短い間隔で挟まってくるので「あ〜暇すぎて死にそう〜」という感覚にはあまりならなかった気がします。

就寝時間が遅いタイプなので、22時に寝るなんて出来る訳もなくトーク室で本を読んだり布団の中でこっそりニコニコ動画をみたりしてました。そこの所は看護士さんによって、すぐさま電気を消したり、少しの時間は多めにみてくれたり、まちまちでしたね。



これも入院になって初めて知ったのですが、点滴の針ってずっと入れっぱなしなんです。最初は点滴の度に入れ直すのだと思っていましたが、そんな事してたら毎回大変ですし何本腕があっても足りないですもんね笑。とはいえ、やっぱりズレてきて点滴が漏れてしまったり、針が抜けかけて痛くなったりで、何度も入れ直しました。右利きなんですが、左腕にうまく入らず右側に点滴を付けられた時は自由があまり利かず、ストレスがMAXでした。Tシャツ1枚脱ぎ着するだけで一苦労です。

家から色えんぴつと中村佑介さんのぬりえを持ってきてもらい、時間が空いてる時は絵を描いたり、ぬりえをしたりしていました。入院中、お見舞いに来てくれた家族や友人と話したりする時間にとても救われたと思います。30分でも1時間でも、自分の為に時間を作って会いに来てくれる事が嬉しかったですし、支えでした。



結核の治療には半年から1年以上薬を飲まなくてはならないらしく、途中でやめてしまうと対抗菌が出来て効かなくなってしまうそう。最初は胸膜炎の炎症を抑える点滴で様子をみていたのですが、そのうち薬による治療が始まりました。痛みも初期の頃は出ていたのですが、薬を飲み始める頃にはだんだんと収まり、炎症によって長く続いていた微熱もなくなりました。数日間薬を服用してみて副作用が出なければ退院出来ることに。

粉薬が大の苦手なんですが、最初は忙しい時も手早く飲めないとダメだよなと思い我慢して飲んでいました。が、2日でギブアップ。病院内のコンビニにオブラートを買いに求めました。粉薬が苦手な人間にとってオブラートは神です。オブラート最高。オブラートさまさま。

目立った副作用も出ず、病状も落ち着いたとのことで、

ついに!入院から2週間で退院となったのでした!長かったーーーーー!


2週間ぶりに吸った外の空気はとてもおいしく感じました。生まれてこのかた2週間も家を空けた事はなかったような気がします。病院のベッドよりはるかにペチャンコな家のおふとんも愛おしく思えました。

普段何気なく過ごしていた日々がどれだけ大切で最高か、改めて思い出すことが出来た2週間だったと思います。


退院は出来た訳ですが、完治するまで治療は続きます。薬を飲むのにも慣れては来ましたが、何がツライかって治療中はお酒を我慢しなくてはならないのが一番ツライですね。お酒も好きなんですが、人と一緒に飲むお酒が好きなのです。「お酒が飲めない」のがツライんじゃなくて「お酒が飲めない『状況』」がツライです。治療が終わったら盛大に飲みたいです笑!


通院は1週間に一度から2週間に一度になり、やっと1ヶ月に一度になりました。血液検査とレントゲンを凄まじい数受けてきたので、なんだか受けるのにも手際が良くなってきた気が…笑。

薬の副作用で吐き気と胃の不快感が出ていましたが、胃薬を出してもらって少し改善されました。あとツライのが蕁麻疹とかゆみ。酷い時は顔や腕にも蕁麻疹が出てしんどかったりします。まだまだこれからなので、薬とも上手に付き合って行かなければなと思います。



ということで、長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。退院したあとの後日談は、気が向けば詳しく書く事があるかもしれません。あくまでも自分の体験日記なので、自己判断はせず気になるようであれば病院にかかってくださいね。

人間健康第一です(^ω^)